日本、負けましたね。

表題の通りで残念な気持ちはもちろんありますが、
このチームでよくベスト16に残ったな、と言うのが正直な感想。

ってか、誰も岡田を批判しないあたりに日本のマスコミのレベルの低さを感じますね。
日本が世界と戦うには今回みたく「とにかくまずディフェンス」ってのは当たり前なのに、
それをやり始めたのが本大会直前に負けが込んでから急に、ですからね。
それでは「堅く守ってから攻撃へつなげる」の前半分しか構築出来ないのは当然。
オフェンスに関しては全く実りのない日本代表でした。
16強進出に喜ぶ前に
「流れの中から相手を崩しての得点は4試合+延長30分でたった1点のみ。
 残りはFKと相手DFのマークミス(裏をかいた本田は確かに上手かったですが)。
 しかもその1点は点差の関係でやむなく前がかりになったデンマークから。」
という重い事実を受け止めて、
直前までコンディションの悪い中村俊輔に固執して攻撃力を高める事に失敗した
岡田監督を堂々と批判すべきだと思う。
本田1トップなんてただの苦し紛れの策でしかない、というのを周知させて欲しい。
しっかりと準備/構築しておけば本田を適性ポジションのトップ下に置いた4-4-1-1で
もっと良い戦いが出来た、というのを知らしめて欲しい。
春頃の時点で誰がどう見ても「今の俊輔ではダメ」だったのに、
メンバーに選んでる時点でもうね、と吐き捨てて欲しい。
守備的に戦う、という当たり前の大前提を持てなかったせいで
俊輔以外にも余分な選手を何人か招集して貴重な23人枠を浪費したことを責めて欲しい。
(ベスト8進出しても長友と遠藤が出場停止。勝ち進むと絶対選手足りなくなってた。)
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ちなみに誤解を防ぐ為に言っておくと、私は俊輔は好きです。
パスセンス、FK、ゲームに取り組む姿勢、どれをとっても素晴らしい選手だと思う。
ただ今の彼のコンディションと、日本代表がW杯で勝つ為に、を考えたら
残念ながら選ばれるべきではなかった、ということです。
内田もそう言う意味では今回は選ばれるべきではなかったですね。
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しっかり決断して、しかるべき準備をしていればベスト8はもちろん、
岡田の妄言として知られるベスト4も夢じゃなかった。
なのに誰も批判しないで『よくやった。頑張った。』で埋め尽くすマスコミ。正直ヒドイ。

なので、日本が負けて悔しいのはもちろんなんですが、
どこか腑に落ちない感覚があるのです。

日本のサッカーマスコミ、ドーハの頃から殆ど進歩してないよ、と。

さて、またこれから長い4年間の始まりです。
恐らくは長谷部や本田、香川に森本らを中心にベテランとなった田中(闘)や松井らが
支える形の代表となっていくでしょう。
(内田は守備力上げないとキツイぞー。マガト(移籍先のシャルケの監督)に鍛えてもらえー。)
若い選手(特にオフェンス面)の台頭が待たれますね。
今回バックアップに入った永井や、鹿島の大迫にグルノーブルの伊藤など、
注目されている選手だけでも充分才能がひしめいているし、
もちろん埋もれている才能も多くいる。

次期監督が早くも色々取りざたされていますが、
その監督の下で才能を開花させる選手が現れる事に期待します。

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